パソコンやテレビなどの機器をインターネットに接続する場合には、機器とルーターをLANケーブルで繋ぎます。ルーターのポート(差込口)が不足している場合には、スイッチングハブを利用して分岐させる必要があります。スマートフォンやタブレット端末などの機器をインターネットに接続する場合にはLANケーブルで接続することができないので、Wifiルーターを利用します。一般的に光回線やADSLを利用する際は、LANケーブルでのみ接続が可能なルーターが設置されます。
モバイル機器でWifi接続をする場合には自分でWifiルーターを購入して設置するか、有料のレンタルサービスを利用しなければなりません。一般家庭でインターネットに接続する際にスマートフォン・タブレット端末・ノートパソコンを利用するケースがほとんどなので、無線Wifiルーターも用意しなければなりません。自宅で光回線を利用する際は、毎月300~500円のレンタル料を支払ってWifiルーターを設置する必要があります。このため光回線を利用する際に必要な接続料は、基本プランの料金よりも年間あたり3千円~6千円ほど余分にかかってしまうことになります。
最近はADSLや光回線などの有線ではなくて、無線でインターネットに接続する方法もあります。モバイル無線Wifiや設置型の無線Wifiサービスを利用する場合は、Wifiルーターを使用します。このような場合には最初からWifi接続ができる環境が整うので、基本プランの料金の範囲内でスマートフォンやタブレット端末などのモバイル機器が利用できます。Wifi接続で複数の機器を同時にインターネットに接続する場合、LANケーブルのようにスイッチングハブを必要としません。