自由にパーツをカスタマイズできる自作パソコンを使っている方もいるはずです。一昔前までは、自作パソコンと言えばトラブルがつきものでした。マザーボードとメモリといったパーツの相性問題から、OSの設定によりインストールできないといったハードとソフトの相性問題や、情報不足による組み立てミスなど、その原因は様々でした。しかし現在では、トラブルの解決策のノウハウが蓄積し、パーツを発売しているメーカーの検証作業が厳格化したことも相まって以前ほどトラブルに遭遇することは減っています。
そんななかでも、トラブルがゼロになったとは言い切れません。特に、自作パソコンを組み立ててはみたものの電源が入らないというトラブルは起こりやすいのです。このトラブルを解決するには、真っ先に試してみることがあります。まずは、パーツの組み立てミスという可能性を消すために、一から組み立て直します。
その際、ビデオカードやサウンドカードなどは接続せずに、CPUとマザーボード、メモリ、電源のみの最小構成で組み立て直しましょう。そうすることで組み立てミスを無くし、またパーツの故障を見極めることも可能になるのです。最小構成でも起動しなければ、マザーボードがCPUに対応していない可能性があります。この場合、マザーボードのBIOSをアップデートする必要があります。
アップデートするためには対応したCPUが必要になりますが、パーツショップによってはアップデートサービスを行っているところもあるので、活用しましょう。この2点を試せば、多くの場合解決するはずです。