パソコンは、本体の温度が高くなりすぎると動作が不安定になり、最終的には操作を受け付けなくなりシャットダウンされてしまいます。これは自作パソコンに多く起こります。なぜなら、自由にパーツを選ぶことが出来るため、許容量を超えて発熱する可能性があるパーツを搭載してしまうことがあるからです。自作パソコンの熱源は主にCPUとビデオカード、そしてマザーボードです。
これらはしっかりと冷却して発熱を抑えなければなりません。CPUは、パーツの中でも最も重要なパーツで、処理するデータ量が増加するとそれに伴い発熱量も増加してしまいます。高性能なCPUクーラーを搭載することで、発生した熱を逃がすことが出来ます。ビデオカードは映像をディスプレイに出力するためのパーツです。
近年では、このビデオカードが最も発熱量が多いパーツになっています。最新のゲームなど、3D映像を処理すると負荷が高まり、急激に発熱するため、高温になりやすいのです。ビデオカードにはクーラーが付属していますが、交換するのは簡単ではないので周囲に空気が流れるエアフローを作ることが必要です。マザーボードは、個々のパーツを接続し、全体を機能させるための母体です。
多くのチップが搭載されているため、ファンを追加するなどして熱を逃がさなければ、動作が不安定になる可能性が高くなってしまうのです。自作パソコンを使う際は、発生した熱をどう逃がすかを考えてパーツを選びましょう。